米国特許商標庁（USPTO）は、2024年6月11日、USPTOのプロセスと手順に関する透明性をさらに高めるため、特許審判部（PTAB）内での発行前の内部回覧及び決定のレビューについて規定する最終規則を公表した。最終規則は2024年7月12日に発効される。

　USPTOは、2023年10月5日に、PTABの内部回覧及びレビュー手順のより詳細な説明を提供する「新しい操作手順（SOP4）」を発行した。SOP4は引き続き有効であり、最終規則はSOP4内のUSPTO手順を正式なものとする。具体的には、最終規則は、PTAB審判員が裁判上の独立性を行使すること、及び発行前に長官がPTABパネルの決定を指示したり、その他の方法で影響を与えたりしないことが明らかにされた。最終規則ではさらに、パネルメンバーが要求しない限り、PTABの管理者や役員、又はPTAB外部のUSPTO従業員が、パネルの意思決定に関与しないことが定められた。パネルの検討のため、発行前に提供されたフィードバックを採用するか否かは、パネルの裁量に委ねられる。

【情報源】

米国特許商標庁（USPTO）HP：

https://content.govdelivery.com/accounts/USPTO/bulletins/3a161bc