USPTO、非法定二重特許への対応時に提出されるターミナルディスクレーマーに関する規則改正案を公表(2024年5月10日公表)
[米国特許情報]
USPTO、非法定二重特許への対応時に提出されるターミナルディスクレーマーに関する規則改正案を公表(2024年5月10日公表)
米国特許商標庁(USPTO)は、2024年5月10日付け官報にて、非法定二重特許を回避するために提出されるターミナルディスクレーマーを受理可能とする新たな要件を追加するための実務規則の改正を提案した。改正案に対しては、2024年7月9日まで意見募集が行われる。
改正案では、非法定二重特許を回避するためのターミナルディスクレーマーに、「非法定二重特許の引例となった特許の何れかのクレームが最終的に新規性なし又は自明であるという理由で無効と判断された場合には、ターミナルディスクレーマーが提出された本願に基づく特許は権利行使できない」旨の合意文書を含めることが必要になる。
USPTOは、互いに自明の関係にある複数の特許の存在は、企業間の競争を妨げる可能性があるとしたうえで、本改正の目的を以下のように説明している。すなわち、非法定二重特許の引例となった特許が先行技術により最終的に無効と判断された場合には、ターミナルディスクレーマーが提出された特許による権利行使も回避されるようになるため、本改正が自由な競争と技術革新を促すとのことである。
【情報源】
連邦官報:
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