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EPOでの手続きにおける誤った出願の補正に関する規則(2022年11月1日発効)

 欧州特許庁(EPO)は欧州特許条約(EPC)の新しいRule 56aが2022年11月1日に発効することを発表した。新しいEPC Rule 56aによって、2022年11月1日以降の出願に関してEPOでの手続きにおいて誤った出願の補正ができるようになる。

 従来(現在)、EPC Rule 56に基づいて、欠落した明細書の部分及び/又は欠落した図面の追加のみが認められている。一方で、PCT Rule 20.5に基づくと、出願人は、国際出願に含まれる誤って出願された要素(明細書又はクレーム)又は、明細書、クレーム、図面の一部(すべての図面を含む)を補正することができる。そのため、EPC Rule 56は、PCT Rule 20.5を完全には適用できない。新しいEPC Rule 56aによって、PCTの手続きをEPOにおいて完全に適用できるようになる。

 新しいEPC Rule 56aに基づく手続き(補正できる期間、出願日に関する規定を含む)は、現行のEPC Rule 56と基本的に同じである。なお、新しいEPC Rule 56a においては、EPOから正しい書類を提出するように求められていない出願人でも、出願日から2ヶ月以内であれば正しい書類を提出できる。

 

【情報源】

欧州特許庁(EPO)HP:

https://www.epo.org/law-practice/legal-texts/official-journal/2022/07/a71.html

(掲載日:2022/9/8)

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