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EPO審査ガイドラインの改定(2024年3月1日発効)

 2023127日付の欧州特許庁(EPO)長官の決定により、EPO審査ガイドライン(EPCガイドライン)が改定された。改定はEPCガイドラインのすべてのパートについて行われた。拡大審判部の決定に基づく改定、EPO長官の決定に基づく改定、法的又は手続き上の変更に基づく改定、及びユーザリクエストに応じEPOの慣行を明確化する改定が含まれる。

 

 パートAB及びCは、簡潔で明確かつ一貫性のあるように平易な言葉で書き直された。さらに、ガイドラインのすべてのパートにおいて、ジェンダーニュートラルな表現が導入された。

 パートAでは、オンライン出願ツール等の改良が反映されている。パートE-II章の2には、2023111日から発効した通知日の取扱いに関する詳細情報と、期限計算への影響が記載されている。パートF-III章には、人工知能(AI)に関連する主題の開示に関する要求が記載されている。拡大審決G 2/21の影響は、パートGの進歩性の評価とパートEの証拠に関する自由心証主義の記載に反映されている。拡大審決G 2/22に基づく優先権の移転は、パートAとパートDに反映されている。

 

【情報源】

欧州特許庁(EPO)HP:

https://www.epo.org/en/legal/official-journal/2024/01/a9.html

https://www.epo.org/en/legal/guidelines-epc/2024/m.html

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