台湾経済部知的財産局は、識別力に関する審査基準を改定し、2022年9月1日から施行した。主な改定内容は以下の通り。

（１）アルファベットの組合せの相違に関する補充、商標記述がデザイン化され、識別力を有するかを判断するための具体例の提供
（２）様々な分野における相違に対応した、「アルファベットの組合せ」と「数字」に関する評価基準と事例解説の追加
（３）「一般的なグラフィックデザイン」などカテゴリーの追加
（４）国名、地理的表示、地理的名称、製品の原産地を誤認させる使用・表示に関する基準の追加
（５）最近亡くなった著名人の氏名及び肖像の評価基準の追加
（６）宗教的な画像・用語に関する評価基準の追加
（７）スローガン、一般用語、新語、技術用語に関する評価基準の改訂、及び慣用句の審査基準の追加
（８）商品・役務の出所表示機能及び商標権の範囲への悪影響を防ぐため、会社のフルネーム、ドメインが含まれた商標について、登録後に商標譲渡、若しくは名義変更を行う場合、厳格に審査される旨の明記

【情報源】
台湾経済部知的財産局　HP： https://www.tipo.gov.tw/en/cp-282-913018-e7566-2.html