統一特許裁判所協定批准、不服申し立てにより再び遅延
統一特許裁判所(UPC)協定への同意を含む批准法案の草案について、2020年12月にドイツ両院で採択されたが、再びドイツ憲法裁判所へ2件の不服申し立てが提出された。これら不服申し立ての訴状のうち少なくとも1件には、仮差止命令請求が含まれており、ドイツ連邦憲法裁判所は、ドイツ連邦大統領に対し、批准に関する法律への署名を待つよう要請した。これを受けてドイツ連邦大統領は、仮差止命令請求を認めるか否かについて決定するまで署名を待つこととなった。
なお、仮差止命令請求が認められれば、ドイツ連邦大統領が法律を実行することを法的に阻止することになる。この場合は、ドイツ連邦憲法裁判所がこれらの不服申し立ての是非をどのように判断するかを待つ必要がある。
【情報源】
J.A.KEMP HP:https://www.jakemp.com/en/news/further-delay-to-german-upca-ratification
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