シンガポール知的財産法に対するパブリックコメント募集（2021年8月12日締め切り）
シンガポール知的財産庁（IPOS）は、知的財産法案に対するパブリックコメントを募集し、2021年8月12日で締め切った。
知的財産法案の主な改正のポイントは以下の通りである。
（１）Office Actionの代替態様
審査中に、Witten Opinionを発行することなく補正により軽微なオブジェクションを解消できると審査官が判断した場合、Written Opinionの代わりに出願人への補正通知が発行される。
この補正通知に対する応答期限は、２ヶ月（延長不可）である。当該応答期限、あるいは出願人が当該補正通知に対する応答、のうちのいずれか早い方の後に、審査官はWritten Opinionを発行することができる。
（２）非英語PCT出願の英語翻訳文の公開
非英語PCT出願が国内移行された後、英語翻訳文の公開に必要とされている申請書及び庁費用は不要となる。出願日（又は優先日）から18ヶ月後の出願公開、又は早期公開申請を条件として、自動的に英語翻訳文が公開される。
（３）配列表
特許明細書に配列（Sequence）が含まれている場合、配列表（Sequence listing）の提供が必須となる。
配列表が提出されていない場合、登録官は出願人に対して調査を目的とする配列表を提出するように要請することができる。但し、配列表は出願の一部を構成しない。
【情報源】
Spruson & Ferguson Pty Limited
（掲載日：2021年10月12日）
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