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USPTO、特許適格性に関するガイダンスを更新(2024 年 7 月 16 日公表)

 米国特許商標庁(USPTO)は、2024 年 7 月 16 日、人工知能(AI)を含む重要技術及び新興技術のイノベーションに取り組むため、特許適格性(35 § U.S.C. 101)に関するガイダンスを更新し、AI 関連発明の事例を追加したことを公表した。更新されたガイダンスの発効日は 2024 年 7 月 17 日である。ガイダンスの更新は、特許適格性の判断プロセスを大きく変更するものではなく、判断プロセスの一部を明確化することにより、AI 関連発明の特許適格性について USPTO の審査官及び出願人に指針を示す内容となっている。この更新には、AI 関連発明のクレームについての特許適格性に関する分析を示した新たな3つの事例(例 47-49)が含まれている。
 ・事例 47:異常を識別/検出するための人工ニューラルネットワークの使用を記載したクレーム
 ・事例 48:音声信号を分析し、所望の音声を外部/背景の音声から区別する AI ベースの方法を記載したクレーム
 ・事例 49:各患者の特性に合わせて医療を個別化することを支援するように設計された AI モデルを記載した方法クレーム
 これらの事例は、既存の法的枠組み内で AI 関連発明の特許適格性を評価するための具体的な指針を提供するものであり、クレームが抽象的概念を記載しているかどうか、クレームが抽象的概念を実用的なアプリケーションに統合しているかどうか等についての分析を提供している。

 

 USPTO は、ガイダンスに対するコメントを 2024 年 9 月 16 まで受け付けている。

 

【情報源】
米国特許商標庁(USPTO)HP:
https://www.uspto.gov/about-us/news-updates/uspto-issues-ai-subject-matter-eligibility-guidance
連邦官報:
https://www.federalregister.gov/documents/2024/07/17/2024-15377/2024-guidance-update-on-patent-subject-matter-eligibility-including-on-artificial-intelligence

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