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IMPI、USPTO との早期特許付与の実施に関するガイドラインを発表(2023 年 11 月 13 日公表)

 2023 年 11 月 13 日、メキシコ産業財産庁(IMPI)は、米国特許商標庁(USPTO)との新しいワークシェアリングイニシアチブである早期特許付与(APG: accelerated patent grant)の実施に関するガイドラインを発表した。この新しい取り決めにより、米国で特許が付与された特許出願人は、対応するメキシコでの出願について、IMPI に早期審査を請求することができるようになる。この取り決めは即時発効した。
 APG を請求するための要件は以下の通りである。
(1) メキシコ出願が、対応する米国出願に基づくパリ優先権を適法に主張している、又は対応する米国出願と同一の優先権を主張している。
(2) 対応する米国出願に対して特許が付与され、特許公報が発行されている。
(3) メキシコ出願のクレームが、対応する米国特許のクレームと「十分に対応している」。ここで、「十分に対応している」とは、翻訳やクレームの形式的差異を考慮した上で、メキシコ出願と米国特許のクレームの技術的範囲が同一である、又は、メキシコ出願のクレームの技術的範囲が米国特許のクレームの技術的範囲よりも狭いことを意味する。
(4) メキシコ出願が形式的要件を満たしており、出願公開され、第三者からの情報提供期間が経過している。

 

 APG の申請自体に手数料はかからないが、APG の要件を満たすために補正を行う場合、補正のための手数料は支払う必要がある。
【情報源】
メキシコ産業財産庁(IMPI)HP︓
https://www.gob.mx/cms/uploads/attachment/file/870254/091023_Guidelines_Accelerated_Patent_Grant_18_.pdf
米国特許商標庁(USPTO)HP︓
https://www.uspto.gov/about-us/news-updates/new-uspto-mexico-accelerated-patent-grant-arrangement-expands-opportunities

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