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意匠審査ガイドラインの改訂(2023 年 10 月 2 日発効)

 ブラジルはハーグ協定の 1999 年ジュネーブ改正協定に 2023 年 8 月 1 日より加入したが、それに伴い、意匠の審査ガイドラインが改訂され、2023 年 10 月 2 日に発効した。主な変更点は以下の通り。

 

(1) 世界知的所有権機関(WIPO)のデジタルアクセスサービス(DAS)が利用可能
ただし、ブラジル産業財産庁(INPI)が優先件証明書の書誌データを確認できない場合等、不具合があればオフ
ィスアクションが発効される可能性がある。
(2) 動きのあるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の意匠出願が可能
物品名称は動きがある GUI であることを示さなければならず、一連の動きを示す図面を実施形態の中に含める必要
がある。
(3) 部分意匠の出願が可能
ディスクレームする部分を示す手段は破線や薄墨、着色などの方法が認められている。
(4) 文字や商標が含まれる図面も意匠出願可能
意匠図面から文字や商標を削除する必要がなくなった。
(5) 装飾的な文字が意匠として出願可能
装飾的で特徴的なフォントであれば、意匠として保護される。

 

【情報源】
Daniel Law ニュースレター
Clarke, Modet & Co.ニュースレター

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