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CIPO、特許規則の変更を発表(2022年10月3日施行)

 カナダ特許庁(CIPO)は、特許規則を変更し、2022年10月3日に施行することを6月29日に発表した。

 変更後の特許規則では、特許審査のプロセスを合理化するために、10月3日以降に審査請求される出願に対しては以下の3つが適用される。

 

(1)クレーム数超過による手数料

審査請求時にクレーム数が20を超える場合は、超過クレーム毎に超過料金として100カナダドルの手数料が必要となる。

また、特許付与後のクレーム数が20を超える場合は、①超過クレーム数(審査請求時にクレーム数が20以下の場合)、もしくは、②審査請求時から増えたクレーム数(審査請求時にクレーム数が20を超える場合)毎に、超過料金として100カナダドルの手数料が必要となる。

 

(2)拒絶理由通知の回数制限とRequest for Continued Examination(RCE)

審査請求後の拒絶理由通知の発行回数が3回、RCE請求後の拒絶理由通知の発行回数が2回までに制限される。審査請求後、3回目の拒絶理由通知の後にさらに審査を続行したい場合には、RCEを申請し、816カナダドルの手数料を支払う必要がある。RCE後は、最大2回までの拒絶理由通知を受け取ることができる。さらにRCEは複数回行うことができる。

 

 

 

 

(3)条件付きの許可通知

 出願書類に軽微な瑕疵のみが残っている場合には、その軽微な瑕疵の修正を条件として出願を許可する、条件付き許可通知が発行される。出願人は、条件付き許可通知への応答の際に、軽微な瑕疵を修正する補正書を提出し、最終手数料を支払うことで、特許付与される。

 

【情報源】

カナダ特許庁(CIPO)HP:

https://www.ic.gc.ca/eic/site/cipointernet-internetopic.nsf/eng/wr05094.html

https://www.ic.gc.ca/eic/site/cipointernet-internetopic.nsf/eng/h_wr05095.html

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