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AIを活用した機械・装置の特許出願が拡大(2022年4月26日公表)

 4月26日の世界知的所有権の日に合わせて公表された、産業財産権情報センター(NIPI)による調査「機械・装置における人工知能」によると、人工知能(AI)を備えた機械・装置のブラジル国内特許出願件数は2009年から飛躍的な伸びを示し、2013年までに188.9%の増加を見せていた。ブラジル国内居住者の出願のみを考慮した場合、件数の増加が最も顕著となったのは2015年からで、その後2019年にかけて、年間出願数は30件から94件と3倍に達している。

このようにブラジル国内居住者によるAIを用いた機械・装置分野の特許を出願している人は増加しているものの、この分野における総出願件数と比較すると、その割合は未だ非常に低い水準にあることも分かった。2019年には、総出願件数の419件に対して94件が国内居住者による出願となり、その割合は22.4%に過ぎない。

国別では、国内居住者による出願が全体の2位(576件)だが、米国の2,181件に比べると4分の1程度に留まっている。

国内居住者による出願の中では、医療部門及び大学が AI機器・機械に関する特許出願を最も多く出願している。15に分けられた応用分野別では、医療分野が17%を占め、次いでパターン認識(16%)、電気(15%)、機械(13%)となっている。

 

【情報源】

ブラジル産業財産庁(INPI)HP:

https://www.gov.br/inpi/pt-br/central-de-conteudo/noticias/cresce-deposito-de-patentes-no-brasil-em-maquinas-e-equipamentos-que-usam-inteligencia-artificial

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